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【77歳の母が住む実家に家宅捜索】
元参議院議員のガーシー氏が、脅迫容疑で警視庁に逮捕状を取得されたことが報じられました。
しかし、彼は現在アラブ首長国連邦(UAE)に滞在しており、彼の逮捕手続きは難題となっています。
一方、彼の実家には家宅捜索が入ったという報道があり、ガーシー氏はインスタライブで母親への思いを訴え、涙を流す場面もありました。
ただ、元「迷惑系ユーチューバー」のへずまりゅうは、ライブ配信をスクリーンショットし、
「泣けば許してもらえる訳じゃない。お母さんに迷惑掛けたくないなら今すぐ帰国しろよ」
とコメントしました。
【ガーシー前議員に逮捕状】

政治家女子48党のガーシー前参議院議員(51)に対し、脅迫容疑で警視庁が逮捕状を取得しました。
ガーシー氏は、著名人や実業家ら3人を脅迫した疑いが持たれており、既に参議院から除名されています。
しかし、ガーシー氏は現在アラブ首長国連邦(UAE)に滞在しており、彼の逮捕手続きは難題となっています。
【UAE滞在中のガーシー氏】
ガーシー氏は、昨年2月から「暴露系ユーチューバー」として芸能界の裏話などを海外から発信していました。
7月の参議院選に当時のNHK党から出馬し初当選するも、一度も登院せず、今月15日に参院本会議で除名されました。
その結果、国会議員の「不逮捕特権」を失いました。【日本経済新聞の関連記事】
【逮捕手続きの難題】
警視庁は、ガーシー氏の逮捕状取得により捜査を本格化させています。しかし、ガーシー氏はSNSで「一生帰国しない」と明言し、警視庁は彼の強制送還の道筋を模索することになりました。
警察庁は近く外務省に旅券返納命令を要請し、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配する予定です。
UAEとは犯罪人引渡条約を締結しておらず、日本政府は外交ルートを通じて強制送還を求めることになります。
警察庁の幹部は「UAEがどこまで協力してくれるか不透明だ。容易ではないことは覚悟している」と話しています。
【被害者の懸念と今後の展開】
ガーシー氏の逮捕状が取得されたことで、被害者側は安堵の一方、さらなる攻撃が心配されています。
「本人は『また攻撃されるんじゃないか』という恐怖で精神的に参っている」と、ガーシー氏から脅迫や強要を受けたという男性ジュエリーデザイナーの関係者が語る。
昨年4月、ガーシー氏は知人だった男性を中傷する動画を公開。
男性が営む店の名前を挙げ、撤退しなければさらに中傷すると示唆しました。
その結果、男性は閉店を余儀なくされ、脅迫などの疑いで刑事告訴しました。
今後、外務省が旅券返納命令を出すと、期限内に返納されなければ旅券は失効し、ガーシー氏は不法滞在となります。
しかし、UAEとの協力が不確定な状況では、ガーシー氏の逮捕と引き渡しには困難が伴うことが予想されます。
【まとめ】
ガーシー前参議院議員の逮捕状が取得されたものの、彼がUAEに滞在しているため、逮捕手続きが難題となっています。
不逮捕特権を失ったガーシー氏に対する逮捕の実現可能性は、UAEとの協力次第となりますが、被害者側の懸念も依然として残ります。
引き続き、警視庁の捜査や国際手配の動向に注目が集まります。
また、ガーシー氏による脅迫事件を受け、国会議員の不逮捕特権や、インターネットを使った脅迫行為に対する法規制の在り方について、議論が活発化することが予想されます。